2019年1月27日日曜日

大雪でも「大寒うまいもん祭り」でした



昨日は朝大雪でした、でも雪は止んでくれてお客様が来てくださり、楽しいおいしいイベントが予定通りでした。

雪は交通が不便になってしまうので少しつらいのですが、降ってしまったら、それはそれで落ちつくのが不思議です。僕にとって雪の世界は不思議に安堵感が広がり、「なにを考えても良いんだなあ・・・・・」と底知れぬ開放感が脳裏をよぎります。

雪の朝に鶏の餌、ヤギのえさ管理に除雪車が行かない、降った白い雪のまんまの農道を、ゆっくり踏み固めながら歩いて約1kmくらいを白い景色を楽しみながら、誰もいない自然の中でかすかな自由の時間を楽しみます。

毎日ウサギとか猫とか、雉とかの足跡があってうれしいのですが最近はこの雪も少なくなりすぎで、ちょっと残念です。やっぱ地球温暖化なんでしょう。

今年の冬は又一段と世の中の変化が取りざたされる年になりそうです。田んぼをやめられる方が
なんとなく増えているのです、年だからというのが理由ですが、補助金が減ったことや、後継者がいなく実際に田んぼを耕作することがかなわなくなってきたことが決心させているようです。まわり皆がやめるということは以外に簡単に吹っ切れるようになっています。

何百年も耕し続けてきた百姓の家を、断念して離農することは本百姓の者としては結構ハードルは高いはずなのですが、最近は極々少数派の兼業農家の皆さんですが田んぼつくりをやめます。

さて話題は今回の菱餅の紹介ですが・・・年末の手作りお供えと同じように手作り菱餅、きれいにできています。農場の餅加工班もだんだん上手になって喜ばれています。

次は焼きさば寿司の人気ですが油ののったさばを友人で魚屋をやっている方から毎回おいしいやつを吟味していただいて焼いてもらっています。今回も逸品でした。手つくりの生姜の酢漬けもまた好評です。ぜひ一度食べてください。マス寿司に負けません。

甘酒はコガネモチで造った逸品です。そうそうはコガネモチでの甘酒は無いと思うのです。上越妙高駅で売れています。今人気上昇の甘酒一度お試しくださいね。

そんなわけで楽しい冬の一面でした。それと農家は冬は健康メンテナンスの季節でもあります。友と語って、ゆっくりの時間を無制限にとって、温泉につかって、おいしいものを食べて、何よりも今年の春からの夢・なにを作るのか過去の失敗はいいんです、ゼロ白紙の紙に今年のデザインを書き込みです。自己責任の中でやるわけでまったく自由なんですね。それを語り合う楽しさなんです。

こんなに楽しい百姓若い方が何で気づかないんだろう。



2019年1月23日水曜日

大寒うまいもん祭り開催です


















今月の26日~27日に「むら市場」で大寒で少し縮みがちな冬の時期に提案です。また朝日池の搗きたて餅を食べに来てください。

冬の楽しみは餅のうまさ・・・「お雑煮」、「お汁粉」・引き立ての黄な粉を使った「ふうき餅」・「バター餅」・のりを巻いた「いそべ餅」・農場の「玄米餅」「ゴマ味噌餅」など等、少しおなかを空かしての餅はなんとおいしいことかと思うのです。

今日の朝の日の出はきれいでした、本来の大寒の朝と余りにも違ったはっとする日の出でした。今年はいったいどんな年にjなるうだろう、炭酸ガスが多くなって温暖化であろうことはわかっているのですがでも地球が壊れるほどの異常さはあるのだろうか。

ともあれ百姓には今住んでいるところしか見えない、今年も雪が少ししか振らないのは生活に便利だ位しか思いつかない、春になればもう忙しすぎるし「地球が温暖化で大変だよー・・・」などの声はかき消されている。でも米が異常気象で不作になった時やっぱり少し腹が立つ。百姓は地球を守っているという自負があるからなんだろうか。百姓は田の中に立って作物に囲まれて自然を尊重してやっぱり守護者だよねー。

ともあれ祭りを執り行い、今年も田の神に喜んでもらおう、心意気でしょうー。




2019年1月20日日曜日

小布施「栗おこわ」、農場のお餅天国と



久しぶりに長野の小布施へ行きました。ここ数年は小布施のサービスエリアくらいで街にはほとんど寄らずに高速帰りでした。なんだか今回は小布施のカフエに行って見ようとなりました。

行ってびっくり、さすが小布施でした。この時代によくもまあこんなにたくさんの「小さなお店がきちんとやっているなあ」と思いました。しかも時間帯によってはすごい押せ押せの人、人、。老舗の重厚なカフエや、レストラン、又趣味の店の多いこと、中国の皆さんではない外人さんが、つまりオーストラリア人さんやヨーロッパアメリカ方面の方らしい外人さんがいっぱいでした。

わが町とどんなに何が違うんだろう。うまいものならそうそう負けないだろうに、高速を使って東京や関西からも来るらしいし、外人さんもたくさんいたし、お金をかけて市役所がやっているとも思えないし、ただまあ一朝一夕になったのではないようだから、町ぐるみ意気投合して取り組んできたんではないかと思うのです。ただ、以外に歴史は若いという表現もおかしいかもしれませんが、そう大もうけを続けてきたもしくは大手の資本が手を入れてきたのではないようなので、地元の皆さんの意気込みを感じてしまう町並みでした。

小さな店を活気あるものにするには相当磨きをかけなければ誘客は難しいと思うのです。一番手のリーダーがいらっしゃって、其の方々がぐんぐん引っ張ってやってこられたということなのかなあ。

さて今年はわが農場も小布施に負けてられないなー、今月から始まる毎月「うまいもの祭り」をはじめとしてがんばろう・・・。まず今月はやっぱり寒餅からかな、寒さに負けないつよい体つくりは、御餅でしょう、お汁粉いいなあ、お雑煮も良いし、ふうき餅も良いし、バター餅も良いし、磯辺餅も食べたいなあ、玄米餅のパワーは教えてあげたいなあ、ゴマ味噌餅の隠れた人気も皆で確かめて欲しい。お餅天国だよー。




新年の生け花



 今年「新年の生け花」
生け花がライフワークのかみさんの作、日常は余り気にも止めないこのコーナー・久々に目を留めて松の枝と小粒ながら千両とおおきな花・きっと良い年になるかなともう一度眺めてみました。

新年に雪がないのは雪かきが毎朝の仕事の豪雪年とは比較にならないほどの行動に差がでるようです。

とはいえ、やっぱり雪があった方がゆっくり感が違うなあと、今年ももう1メートルはあるという豪雪地帯の彼と意気投合したものです。雪が降るともう外での作業は無理だよ・・・・という自然からのメッセージが体に届いています。家の中にいてもそういった意味で安堵感が、安心感が感じられるのが不思議です。

今年はなんか疲れるなあと思うのは雪がないからなんだと勝手に言い聞かせて、閉じこもりがちになっている昨今です。


2019年1月16日水曜日




あるるん畑の正月過ぎの日でした。お客様もゆったりと買い物をされていました。年末はすごい勢いで来客、たぶん売り上げも良かったのではと思います、朝日池のお餅もおかげさまで例年通りの売り上げでした。

あるるん畑ができて上越の野菜農家は喜んでいます。今までは野菜の価値は自家用くらいしか考えられなかった農家も現金化できることでにわかに畑に向かうことになります。朝市がなかなか出るきっかけがつかめない農家も、あるるん畑なら届けられるし、実にすばらしい農家元気スペースとなっています。

今時物販商店が成り立たない時代です、果たして野菜など農産物直売所の人気はどうなんだろうと誰もが疑心暗鬼でした、でも良かった、農産物の直売所は農家の尊厳だと思うのです。こんなに新鮮で、安全で何よりも誰が作ったかがわかるくらいの距離だし、直売所の価値は絶大だと思うのす。

そしてわが「朝日池のむら市場」もしかり、今年もおいしい野菜、おいしい農産加工品、がんばります。


2019年1月14日月曜日

2019年の「賽の神」、災害の無い良い年になりますように










周囲に雪もなくとても作りやすい今冬の「賽の神」作りでした。村の皆で8時から集まって
約2時間、わら集め、竹切り、竹運び、作り方、毎年の年中行事です。

作ってから雪が降って若しくは雨が降って、なかなか燃えにくかったことも何度かあったり、でも今年は製作後雨もまったくなく、からからの稲ワラでの賽の神はとても燃え上がりが良く、餅焼きや、するめ焼きもとても良く、果たして良いことがありそうな賽の神でした。

午前中からトン汁仕込み班は大なべに村中の皆の「トン汁作り」お酒を飲みながらのアツイ仕事なのですが、毎回、おいしい味で定評があって喜ばれます。今年も大なべは空っぽとなり大好評でした。

近くに嫁いだりまた親戚の皆様も集まって、皆がこの賽の神に集まり、久々の顔合わせを楽しみにもしていて、そこここで会話が始まって、笑い声や大きな談笑の声が響きます。誰かの「この火があるからこの辺は災害がないんだねー」と、そこらへんの因果関係は別として、今年もいい年に、そして豊作になってほしいと願うものであります。

年々作り方も年配組がやっていることで、若い人たちが減ってきている日本中の村の事情ですが今年のわが村は、我が家の小6と小3のお姉ちゃんたちがお手伝いに加わってくれたこと、そしてその年代の子供たちが一緒にワラ集めを手伝って(車に乗って稲わらを各戸から集める仕事)くれたことが、なんか何よりもの応援団でありました、。


若い人たちが住みやすい(所得を得やすい仕事があること、心配事が無いこと、楽しいことがあること、など等)村、国つくりが今求められていると思うのです。

世界一の工業立国、先進国なのになぜ、若者が夢を広げることができないのでしょう、地方の人口がみるみる減ってきて小学校や保育園が投合投合、変です。お金持ちがお金にものを言わせて、政治を牛耳って自分たちに都合のいい税制度、など等、ちょっと待ってですね。

ともあれ今年の賽の神はまっすぐに炎が燃え盛り、見事でした、きっと災害も無い豊作年になってくれることと願い、また日本がいい国になりますようあわせて賽の神様に願ったものです。
 

2019年1月10日木曜日

正月も過ぎようとしています。


 
明けましておめでとうございます。本年もよろしくお願いいたします。お正月が明けてあっという間に10日が過ぎました。

 雪国のはずの上越もこう小雪では雪国も返上に値しかねません。かといって雪が降ると実は大変困るところが多くなるからです。農業は特に道路も耕地も全て除雪作業がまず伴うからです。

かつて大雪が降った時代がありました(50年くらい前ですが)、冬はもう「コタのほぞ」という呼び方に称されるようにコタツにはまって出られないほど外は寒いし、こたつ環境は言うにいわれない良いところと化すのでした。子供の頃はよく祖父や祖母に「コタツのほぞになっているなや」と怠けスタイルの戒めを言われた覚えがあります。

農場も正月の諸行事をこなす中で、次の1月中の業務をこなしてゆかなければなりません。今年の稲つくりの計画を話しながら、業務をこなし、すぐに来る春に準備をして行こうと思います。