2018年11月30日金曜日

「今日もいってらっしゃーい」

『今日も行ってらっしゃーい』村の小学生の皆がそろってバス停まで歩いてゆくのに出会います。男の子と女の子が半々、我が家のお姉ちゃんが6年生で一番先頭、皆真剣な顔で歩いていきます、普段は陽気に走り回ってる男の子も朝の登校はみんな一列縦隊で歩いていきます。子供たちは宝物です、大事な大事な宝物です。

村の農業が集約という名の下にほとんどの家が田んぼ営農をやめて大きな農家にまかせつつあります。その結果、各家の後継者はサラリーマンになり集落にすむことを固執しなくなります。そして晩婚化する風潮も加わって小学生中学生、子供たちが村に少なくなっていきます。

農業が各家の主業から外れて久しいのですが、土曜、日曜日に子供たちと鶏の卵採りや餌やり、トマトのみずやり収穫などを一緒にやるととても夢中になります、それくらいに実は動物の世話や野菜の管理収穫は理屈抜きに楽しいものがあります。しかも環境、土に触れる、緑の植物の世話、喜ぶ動物たちの世話、言うに及ばずだと思うのですが、それらの仕事が子供たちに大きく情操、強い体作り、ひいては生きていく上での大切な想いやりややさしさ、心のたくましさが身についていくと思うものです。


子供たちの登校時、『おはよう』と声をかけると何人か「おはようございます」と帰ってきます。スマホやゲームに夢中になる面もありますが、実は皆もっと手伝ったり、野山で走ったり食べたりしたいんだよねーと勝手に想い、今日も来年産まれる山羊さんを飼いながら(子ヤギを小学校の子供たちに飼育してもらうために)一人気炎を上げています。

落ち葉掃き

日曜日の夕暮れに気が向いて家の周りの落ち葉掃きをしました。
「落ち葉は落ち葉で散らばっていても良いなあー」という主義だったので久々でした。かつて見た寅さん映画のお寺の小坊主君の箒掃きの気分でした。きれいにしてみてやっぱり掃いた後のきれいな道路もすっきりいいものでした。
本当のきっかけは落ち葉を集めてあそびで、焼き芋を子供たちとつくって、おいしさを共有したいなと思ってのことです。残念ながら用ができてしまい、計画中止でした。それにしても村の中に広葉樹の多いこと、そして樹の大きくなることの早いこと雑木と思いきや大きくなってくると意外と景色まで変えてくれるんだーとわかりました。もう少しで雪が積り村の色もまた変わります。落ち葉掃きを楽しむのも12月に入れば雨や風の日で難しいことになるんだろうなー。

2018年11月28日水曜日

オオヒシクイ・探鳥会満席でーす




      今日も朝日池の渕は、望遠カメラを持ったマニアさんでいっぱいでした。毎朝数千羽が飛び立つこの池の役割は大きいなあ、・・・・。カモはそうあわてもせずにずっと朝日池ですごすのかな日中はカモさんがいっぱいです。友人のかもとり屋にいわせると今年はかもがたくさん獲れるとかなぜなんだろう、先日彼らの仕掛けるカモ採り田んぼまで行って見てきた、さすがに道具がそろっているのです
、網がきちんと手前に折りたたんであって、新しい生ゴムの太いのがびんびんとかかっていました野鴨が手前にいるオトリ鴨のほうへ降り立つと、もうしめたもの、まさにボタンひとつで数十羽が一網打尽です。「このところかかるなー・・・・」と笑顔がほころびます。

もう何回こんな青空が広がるんだろう、今年も雪は深いんだろうなあー。昨日車はスタッドレスに交換済み、渡り鳥たちも本当は雪がないとえさ探しには良いんだろうけれど。連日、池の反対側の農場の田んぼに退去して餌をあさりに終日はまり込んでいる。毎年今頃だけの友人ユックリシテイイテナー・・・・

2018年11月24日土曜日

米山さん初雪


農場の前から望む米山と尾神岳が青空に映えます、昨日初雪が降って上の方に白い雪が積ったようです。地域の農家は米山に3回雪が降ったら里も降ってくると信じていました。そこで冬支度が一段と熱を帯びるのです。カブ菜洗いをすること、大根洗いをすることそして漬け菜をつけ大根を漬け込む仕事が大仕事でした、何しろ冬内どころか一年中食べる漬物をこの時期につけていたのです。そして食卓には一年中たくあんや漬け菜が味噌汁と一緒に上っていました。でもそれってとても安心を作ることだったと思うのですが、一年中お米と味噌汁と漬け菜とたくあんが安心して食べられたんですから。さて友人が余り食べなかった味噌汁を毎日食にしたとか、理由は体調を壊して大手術の結果、味噌汁とご飯と、漬物の3点セットが全ての病気にならないためのセーフテイだと知ったからでした。
農場のお米、味噌、餅全て良いですよー。

2018年11月23日金曜日

日本一の餅

米山さんに初雪が積っていよいよ冬到来です。紅葉から白い世界に変わってゆく頃の少し緊張する時節が今です。なぜか根雪の頃までの間は、風邪もひいたり、ちょっと体調も乱れたりでなんとなく気分も落ち着きません。そして根雪の頃にはなんとなく観念して本番冬を迎えるようです。さてこの頃からお餅の需要が高まります、餅が体力増強効果があるのは本当です。お餅紹介です




2018年11月22日木曜日

雁の里

農場の直売所『村市場』のすぐそばの田んぼまで、オオヒシクイたちがやってきています。毎朝暗いうちから「クウークウークウー」と鳴きながら村の上を渡って田んぼの方へ移ります。数十羽づつ編隊を組んでカギになって上空を渡っていくさまは、ほんとに規則正しく並んでいて、思わず声をかけたくなるほどです。何千年なのか何百年なのか、ずっとずっと鳥たちは寒くなるとシベリアから飛来して、この地で冬を越えます。この生き様を繰り返しをしてきたんだと思うとちょっと嬉しくもなります。空高く飛ぶ彼らの日常は危険との背中合わせなのかそれとも、自由に大空を舞える鳥は楽しくてまさに自由で、われら人間を「空を飛べないなんてなんてかわいそう・・・」と思っているのか、などと勘ぐってみました。
さて渡り鳥の活動が周囲の田んぼで日常化するのと時期を同じくして農場の餅加工が始まります。毎朝早番が来て、餅米を水を切ってふかし始めます。朝からシュウシュウと威勢のいい蒸気が加工所内に吹きまくって、餅を蒸かすいいにおいが立ち込めます。今年もおいしい餅をお届けいたします。