6月に小学校へ行った子ヤギ2頭、子供たちが大事に飼育してくれて12月15日に卒業式の運びになりました。皆でお別れの儀式を、言葉を送り、別れの歌を歌い、もう一度ふれあいのタイムを儲け、そしてまた別れの言葉を継げて、アーチを作って送り出し、トラックへと乗せました。
子供たちが自分の分身のようにかわいがってくれて、慣ついて大きく育ちました。オスはスカイ君、メスはみなちゃん、もちろんオスのほうは大きくなって角でど突くはずなのに、よくもまあ、けが人もなく今日までそだててくれたもの、ほんとにご苦労様、先生方の苦労は並たいていではなかったろうと察するところです。
それにしても子供たちのヤギへの接し方は、家畜という先入観ではなくまさに同居人のようで、兄弟のつもりのようで抱きつく子すらいて、ここまで大切に飼ってくれたらもう何をかいわんやでした。そして車に乗せてつれて帰るときなどは涙を流さんばかり、子供たちなりの精一杯の別れの顔、顔顔でした。ずっと校門の端まで車と走ってついて来て、映画の主人公の別れのシーンそのものでありました。
たかがヤギといえどここまで大事に育ってくれたら、それはそれは教育の何とやらの域をはるかに越えた崇高な動物との出会いであり、いとおしむこと、思いやること、人間としてもつべきもっとも大切なものを体験したのではと思ったものです。
一年生のみんなほんとにありがとう。
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