2018年12月25日火曜日

農場便り




『12月の農場便り』
今月号が出て久しいのですが、もっぱら餅の特集になってしまいました、PR誌なのですみません。

普段はもう雪が積っている頃なのに今年は晴れがあったり、いつもの師走と違う、果たしてどうしたんだろう。今日はおまけに農場の直売所前にイノシシが出没、これまた始めてのこと、すぐに警察に電話して、いのししを手配してもらったが、近くの葭原へ逃げ込み、つかまるどころではなく消えてしまった。最近いのししは相当行動範囲を広げているらしく、猟師の皆さんの出番が多いらしい。

昨日の新潟日報に人口減少問題が一面に出ていました。こんなに人口が減っていき農村はどうするんだろう。米生産は機械化で対応としても住む人が減ってしまってはコミュにテイが壊れるのではないだろうか。農村の文化は奥が深いのだけれどそれも根底から崩れそう、そして何よりも若い人たちにそっぽを向かれそうである。先ほどのイノシシの問題といい、今年度もあまりいい話にはつながらない話題が多いなあ。

2018年12月22日土曜日

探鳥会


今日の朝日池の周りもよく晴れて県外ナンバーの車でにぎわいました。大きな望遠鏡の威力はすごいらしく、望遠鏡を覗くと目の前に大きな鴨や白鳥が現れるわけで、野鳥の会会員でなくても感動はひとしおとなるらしいです。皆様もぜひ『朝日池探鳥会』訪れてください。お隣通し望遠鏡を見せていただけるらしいです。それにしても大阪や京都方面、関東も埼玉群馬と他県のナンバーが目立ちます。
そして帰りには農場へぜひお餅を買いに寄って欲しいなー・・・・と思うわけであります・・・・・。

朝日池は大きさが約80haとため池としては大きいもので、淡水魚の鯉鮒がたくさんいます、普段も釣りマニアが居られます。鴨オオヒシクイはもとより、オジロワシもやってきています、鷹やチューヒ、鳶も時々来ては、鴨たちを驚かしているようです。毎朝版の移動時は数千羽が動くわけで朝はとても池はにぎやかになっています。

かつては村人たちも冬仕事に縄をなったり、俵を編んだりしたことがありましたが、今は冬季間も毎朝除雪車が道路をあけてくれて、通勤マイカーが列をなしてゆきます。
冬はのんびりと体を癒し、来年のためのけいかくつくりに時間を費やすという本来の農家の冬の生活がだんだん圧縮され年中忙しくなって来ているようです。

さて今年も後少し、今日は冬至、明日から日が長くなり始めるんですよね、うれしいですね。そして今日はかぼちゃを食べましょう。





2018年12月20日木曜日

冬は餅


JAの農産物直売所「あるるん畑」でのうちの販売スペース、このところさすがに餅が出ます、わが農場の餅の味が良いとほめていただきました。10社もの餅の販売合戦の中で消費者の皆さんもさすがにどこがうまいかどこの餅がおいしくないとか、食べ比べをされている模様、そしては話題にして買い物を楽しんでおられるそうな。店員諸氏のバックヤードでの話でした。

それにしても今年は雪がまだ無い、寒さがきわまらない様子。来年の夏の照りもまたおかしくならなければいいのだが
、やはり降るるべきときは降ってもらわないと照らなければならないときに照らないのではと心配してしまう。
地球の偉大な何億年の循環がもしかして狂ってきたなどと考えたくないとして、それでも温暖化は否めないことのようである、だとすれば国家的に何とかして欲しいと思うものである。

さて今年もあとわずか、農民として今年はどんな年だったろう、後10日間でまとめたいなー。

2018年12月17日月曜日

今日もオオヒシクイの群れとと白鳥がたくさんやって来ました。



直売所「村市場」のすぐ前の田んぼに、今日もたくさんの雁と白鳥の群れが舞い降りて餌をついばんでいます。もう12月の半ばなのに雪もなし、大荒れの日も今年は少なく、冬ではないような雲行です。田んぼのコンバインから掃き出た小米(シイナ)をあさっています。この田んぼと田んぼに残ったシイナとがこの冬鳥たちの餌場になっていることがこの地域に毎年渡り鳥がやってくる大きな条件になっているようです。そしてまた朝日池をはじめこの地域に多く存在するため池の面積の多さもまたその大きな条件なのですが。
天候が変わる朝の彼らの移動時は「クワークワー」と、とても大きな声で鳴きながらの村越えになります。そして村人は「あー天気が変わるな・・・」と思うわけで、季節の鳥たちとの触れ合うひと時でもあります。

そして農場は今の頃、お正月用餅つきで追われます、「お年寄りが餅をつけないから頼むよ」と農場へ依頼にこられる方が多くなってきます。若い人たちへの伝承は少なく、また餅分化が薄れてきつつある昨今でもあります。

そのことは農業を家業とする家が大きく減ってきている昨今、勤めをされる方が圧倒的となりました、また農業農家が減ることは後継の必然が無くなり、都会で生活される方が増えて村は人口減少に向かってしまうことに勢いを増します。
地方では生活が難しいと訴える若い人たち、そんな声も今の日本は誰も相手にしてくれないようです、商店、農家がなくなって若い人も減ってさあどうする・・・です。

2018年12月15日土曜日

ヤギさんの卒業式


6月に小学校へ行った子ヤギ2頭、子供たちが大事に飼育してくれて12月15日に卒業式の運びになりました。皆でお別れの儀式を、言葉を送り、別れの歌を歌い、もう一度ふれあいのタイムを儲け、そしてまた別れの言葉を継げて、アーチを作って送り出し、トラックへと乗せました。

子供たちが自分の分身のようにかわいがってくれて、慣ついて大きく育ちました。オスはスカイ君、メスはみなちゃん、もちろんオスのほうは大きくなって角でど突くはずなのに、よくもまあ、けが人もなく今日までそだててくれたもの、ほんとにご苦労様、先生方の苦労は並たいていではなかったろうと察するところです。

 それにしても子供たちのヤギへの接し方は、家畜という先入観ではなくまさに同居人のようで、兄弟のつもりのようで抱きつく子すらいて、ここまで大切に飼ってくれたらもう何をかいわんやでした。そして車に乗せてつれて帰るときなどは涙を流さんばかり、子供たちなりの精一杯の別れの顔、顔顔でした。ずっと校門の端まで車と走ってついて来て、映画の主人公の別れのシーンそのものでありました。

たかがヤギといえどここまで大事に育ってくれたら、それはそれは教育の何とやらの域をはるかに越えた崇高な動物との出会いであり、いとおしむこと、思いやること、人間としてもつべきもっとも大切なものを体験したのではと思ったものです。

一年生のみんなほんとにありがとう。

2018年12月12日水曜日

農場便りです

 
農場便り12月号できました、今月も「餅作り号」になってしまいましたが、お目通しいただければと思います。
例年になく雪模様の日が少ない師走です、気象もまた夏に雨が降った分冬は小雪・・・とか言われますがかつては大雪が当たり前の時代で、その頃を経験したものとしては地球のどこかが変わってきたことだと思うものです。地球が未来永劫に暮らしていかれるように大切にしなければと思います。人類のあくことの無い利潤追求の企業そして人々がそれのみを野放しに追っていくとしますと、どこかで皆で考えて手を打たないとと、思うものです。
さてお供えつくりが本番です、今年も人気の手作りお供え、ベテラン熟練スタッフが作ります。やっぱりお供えは手つくりでないとですね。最近はお寺さんからもご注文が入り、特大のお供えが人気です。鏡開きがすんだらお供えを食すわけですが、それまではビニール包装を破らないでください、いただくときにビニール袋を取って焼いていただきますと作りたてのふかふか餅が出現します。お楽しみください。


2018年12月7日金曜日

お餅で冬を元気に


 
 
 

    


餅シーズンです、少し暖かい気がする12月です、それでも朝日池の白鳥やオオヒシクイ、カモたちは例年になくたくさん見られます。天気が変わりそうな夕暮れはオオヒシクイの大群が隊列をなして、整然と大編隊で上空を横切ります、「ああ、12月だなあ・・・」と空を見やっています。

玄米餅が最近もてはやされています、やっぱり健康志向の時代なのでしょう。確かに朝出かけに玄米餅を一枚焼いて食べると、「調子いいなー」などとうれしいことをいってくれる友人がいます。玄米ご飯は食べるのに時間がかかりますが、お餅にすると消化もよく早く食べられるし喜ばれています、お子様のおやつにも最高です、添加物の怖さもなし、玄米餅の健康威力を実感してくださいね。
蓬はなんといっても、春の蓬の新芽を冷凍したものを搗きこんでありますから風味が良いですね、ヨモギの香がして「口の中がさわやかになる」とこれも好評です。

なんといっても手で丸めたお供えの出来栄えを見ていただければと思います。食べる前にビニールの封を切っていただき、焼いていただきますと、つきたての味わいを食べれます。今年は良いことがあるかもです。(平)

2018年12月4日火曜日

白鳥とオオヒシクイといっぱいの朝日池

冬と思えない快晴の12月2日でした。池いっぱいの冬鳥たち、そして向こう岸にはたくさんの野鳥の会の皆さんがいっぱい、望遠カメラを除いて観察観察。
晴れの日が多い今年の11月はおかげで作業が順調に進みます。
今年は夏の旱魃で池の水が枯渇、あわやの寸前で雨が降ってくれました。朝日池の真価を感じた今年でした。秋が終わってから取水口の修理や、浅場のごみ上げ作業をして、また来年に備えての水の使い方を協議したものです。果たしてこの頃の夏の天候は明らかに異常気象と思えます。
きれいな今の朝日池の水面に来年もまた頼みますと一言・・・・そんな感傷に浸った今日でした。