農場の直売所『村市場』のすぐそばの田んぼまで、オオヒシクイたちがやってきています。毎朝暗いうちから「クウークウークウー」と鳴きながら村の上を渡って田んぼの方へ移ります。数十羽づつ編隊を組んでカギになって上空を渡っていくさまは、ほんとに規則正しく並んでいて、思わず声をかけたくなるほどです。何千年なのか何百年なのか、ずっとずっと鳥たちは寒くなるとシベリアから飛来して、この地で冬を越えます。この生き様を繰り返しをしてきたんだと思うとちょっと嬉しくもなります。空高く飛ぶ彼らの日常は危険との背中合わせなのかそれとも、自由に大空を舞える鳥は楽しくてまさに自由で、われら人間を「空を飛べないなんてなんてかわいそう・・・」と思っているのか、などと勘ぐってみました。
さて渡り鳥の活動が周囲の田んぼで日常化するのと時期を同じくして農場の餅加工が始まります。毎朝早番が来て、餅米を水を切ってふかし始めます。朝からシュウシュウと威勢のいい蒸気が加工所内に吹きまくって、餅を蒸かすいいにおいが立ち込めます。今年もおいしい餅をお届けいたします。
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